「・・あ・・あれれ??」
お屠蘇を口に運んだとたん、身体が痺れて動かない。お姫さま抱っこで寝室に移動させられた翼は服を剥ぎ取られながらぶ〜たれる。
「もぉ!ね?三杉くん。また何か飲ませたでしょ!?」
「クリスマスに試そうと思っていたのを少し、ね。」
「うぅ〜・・上手く回避できたと思ったのにぃ〜・・・」
『赤い肌襦袢』を着せ付けられ、荒縄で後ろ手に縛り上げられるのを目で追いながら翼は不満を口にする。
「も〜ぉ〜〜!薬なんて飲まさなくってもこれくらいのプレイいつでもOKなのにぃ〜!」
「冗談!いつもOKなんてたまりません。」
きゅっと縄を縛り終え、準備は整った。
「さて、出来た。翼くんは今日も可愛くおねだりできるかな?」
「いつもしてるもん!三杉くんが意地悪で焦らしてるだけだろう!?」
なんとか少し動かせる足をばたばたさせて態度でも不満を表してみる。
「イイねv裾がはだけて色っぽくなったよ。翼くんvでも意地悪とは心外な。楽しんでるだけだよ〜♪」
「それが意地悪なのっ!」
「ん〜?可愛くないことを言うのはこの口かな〜?」
これ以上の憎まれ口を塞ぐために深く口付ける。差し込まれた舌を離したくなくてちゅっちゅっと吸い付いてくるのは翼。
「んふvね?もっとぉ〜・・・」
離されてしまった唇を欲しがってすでに熱のこもった瞳を向けてくる。上気した頬に潤んだ瞳は絶品だ。
「フフ。だぁめ。もう少しお預け。最初っから君のペースで進められたら僕の心臓止まっちゃうよ。」
「あンv」
襟を広げられ、露になった鎖骨を舐められると翼の身体が跳ねる。
「着物は鎖骨が綺麗に見えていいねぇ。翼くん、ここ、弱いだろ?そうそう、薬。痺れるのと感度が良くなるのと混ざってるからね。ほら、いつもよりもっと感じるはずだけど?どぉかな?」
言いながら翼の身体のあちこちに指を滑らせる。
「ひゃん!ああ〜んv・・やっ!・・やぁん・・ね?三杉くん?・・あんvそこ、違う〜!・・」
「まぁ、元々君は感度が良すぎるぐらいイイからねぇ。でもこのくらいのハンデがないとね?君の体力には残念ながらついていけないし。」
感じるツボを微妙に外しながら三杉は翼の身体を弄ぶ。
「少〜し、先に気持ちヨくなっててもらおうかな?といつも思ってるんだよ。」
「ああぁんっ!いつも少しじゃないトコまで気持ちヨくしてからだろっ!・・あんっ!あ・あ・・やあっ!・・や〜ん!」
痺れている上に縛られているので逃げることも、反対に自分から気持ちヨくなるようにすることもできない。
「縄っ!解いてよぉ〜!・・ね?ねぇんv三杉くぅ〜ん・・んんん〜っ!・・・」
「嫌です。あんまり自由にしておくと僕の方が襲われちゃうからね〜。騎乗位も好きだけど、翼くんがよがって喘ぐの見るほうが好きだからv」
「ああぁあ〜〜ん!へ〜ん〜たぁ〜〜い!!・・あん!・・意地悪〜!・・」
変態だの、意地悪だの言えばもっと苛められるのがわかっているのについつい口に出してしまう。快感もきつすぎればただの苦痛にかわるのに。それでも・・・
「それでも、僕がイイんだよね?翼くん?」
「あぁ〜っ!だって、だってぇ〜・・気持ちイイんだもぉ〜ん!・・ああっっ!・・もぉ、だめぇ〜・・ぃぃ・・イかせてぇ〜〜!ああぁ〜ん!」
「はいvよくできました♪ご褒美はたっぷりあげようね?翼くん。」

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