Kagiana
『もっと奥深くまで触れて君に届きたい』 岬を抱く度に俺は焦がれてそう想う。 新しい世界をこじ開けたい、と願うのだ。この鍵で。 右曲りの俺のモノは君の繊細な鍵穴にfitするかな? 壊れないように優しく扱いたいと思うのに・・・ 「・・・ん・・ああっ!・・・」 岬の悲鳴にも似た嬌声が上がる。思いとは裏腹に早く岬に包み込まれたくて、俺はいつも性急に事を進めてしまう。 こうやって刺さったまんまでずっといたい。 俺の突き上げにじりじりとベッドの端から落ちそうになっている岬が仰け反ると壁に掛かっている姿見の鏡越しに君と目が合って 「・・あぁ・・・若林くん・・・」 大きく広げた脚の間に俺を抱え込んだ淫らなポーズで俺の望み通り俺の名を呼ぶ岬の秘められた鍵穴に俺の鍵をかけて遥かかなたへ一緒にイこうと思った。 喘ぐ岬の口に無理やり俺を含ませていると、岬の淫汁が匂(かお)ってくる。 俺のを舐めて感じているのか・・・岬のソレには触れてもいないのに滲ませているんだね? 「んっ・・・ね・・もっと・・・」 そんなすぐに欲しがらないで スペアキーは無いよ・・・ でも、君の顔が快楽に歪むたびに俺のモノは膨らんで痛いぐらいだ。 「Do you want a special key?」そんな風に囁いてみる。 「ほら、岬。俺のこんなにそびえ立ってる・・・」言いながら岬の手を誘導した。そうして羞恥で赤くなっている耳にそっと吹き込むのだ。 「君が隠してる鍵穴にjugしたいな・・・」 初めは焦らして心の中で数を数える。『1.2.3.・・・』そうすると我慢しきれないというように岬の腰が揺れ始める。 動物よりずっと露骨なコトをしている俺等の姿に目眩がしそうだ。 「おねだりするよに俺の名前を呼んで・・卑猥なこと声にしてみて・・・」 自分こそがねだるように甘えた声で言っている。 刺さったまんまで身体を揺すられながらそれでも目を反らす岬。 だがその視線の先には姿見があって、やはり鏡越しに君と目が合ってしまって。 仕方がないと諦めたのか、姿見の中の自分に煽られたのか? 艶めいた淫らなポーズで俺の名を呼び卑猥なことを露骨に声に出す。 「・・わかばやしくん・・ぁ・・もっと・・もっとちょうだい・・ちょうだい・・・きみを・・・もっと・・ぼくのおくまで・・・」 常識だとか理性だとかそんなものの全てに鍵をかけて遥か彼方へ君と堕ちてイきたい・・・。 体中が絡まって快楽に砕けて心まで溶け合って・・・ 『Give to me Give to me』二人共がずっとそう願うから・・・ |