過去と今と未来と3−23
サンジが鍵を挿すと、すでに老マスターが帰ってきているのを鍵が掛かっていないことで確認できた。 ゆっくりとだがギイッと音を軋ませて扉を開け、中に入ると真正面に老マスターを見つけた。 「おかえり・・・。遅かったな、心配したじゃろうが・・・。」 予想以上に遅いのを心配していたのだろう。目を細めてサンジの無事に安堵の息を吐くが、後に続く男を見つけると、今度は緊張の息を吐く。 「訳あって連れてきた。じぃさん、この娘、寝かせてあげたいんだがベッド借りられないか?」 サンジが目で示す先に、男の言っていた彼女だろう娘が男の腕に抱かれていた。今は寝ているらしく、目を瞑って静かに息をしているだけだ。一見するとごく普通の病人にも見えなくはない。 「どうしたんじゃ、その娘・・・・・。」 怪訝な顔で老マスターはサンジを見つめる。 サンジはどう説明をしたらいいかと思案する。が、サンジの口から説明を聞くより先に老マスターは二人の表情で事を察したらしい。 「もしかして・・・・・中毒になっとるんじゃ・・・。」 「・・・・・・っっ。」 老マスターの言葉に娘を抱きしめる男は、苦しげに唇を噛み締める。 男の表情を見て自分の言葉に間違いがないことを知り、老マスターは肩を落とした。 「お前さん、そういった裏の仕事をしているわけじゃなかろうが・・・。儂は、だからお前さんには『クスリ』を渡したくなかったんじゃが・・・・・。すでに中毒になっとると言うのは、どういうことじゃ?『クスリ』は今日渡すことになっとったんじゃろう?この様子じゃあ、もうかなり経ってるよに見えるがの?」 老マスターが疑問に思うのも無理はない。 『クスリ』は今日、初めて男の手に渡ることになっていたのだ。それが、どうしたことか、男が抱いている娘はすでにその『クスリ』の中毒患者となっている。辻褄が合わない。 「俺がバカだったんだ・・・。」 老マスターがサンジと男との『クスリ』の売買のことを知っていたことには気が付かないのか、そこには何も触れず。ただ、ポツリと男が溢した。 それを横目で見て、サンジは男の肩をポンと叩いた。 「説明はこの娘を寝かしてからだ。じぃさん、いいだろう?」 サンジの「兎に角」と言う言葉に老マスターも仕方が無い、と眉を下げる。 「こっちに着いて来い。」 以前、サンジを『クスリ』の在り処へと連れて行った通路への扉を開ける。一瞬、男は隠し扉の存在に驚いたようだが、そのままサンジと共に娘を抱いて男は黙って着いていった。 暗い通路を少し歩くと、とある扉の前で老マスターは立ち止まった。そこは、サンジに『クスリ』の倉庫になっていると教えた部屋に行くまでの半分も歩いてはいないだろう、比較的店に近い場所のように思えた。 「ここに寝かせようかの・・・。」 呟いて、鉄で出来ているらしい扉を開けた。重い音を引き摺って扉が開かれる。 そのまま、カチリと中にあるスイッチを点けると、部屋の真ん中にベッドが予定通りに設えてあった。しかし、ベッドとその脇に付き添うように置かれているテーブル以外は何もない空間。 「ここは・・・・一体・・・。」 二人して目を丸くしているのを老マスターは顎でベッドを指す。 「こいった場合があった時のための部屋じゃ・・・。とりあえず寝かしてやるんじゃ。」 「あ・・・・・あぁ。」 言われるまま男は、ずっと抱きかかえていた娘をベッドへと寝かせる。そっとシーツを被せて彼女の顔を見ると、あまり明るくない照明の所為か、本当に重病人のように見えた。 「これからが大変じゃぞ・・・・。この娘が儂の売っておる『クスリ』の中毒になっとるんじゃったら少なくとも1年はここで暮らさなあかんかもしれんの・・・。あるいは、死が待っとるか・・・。どちらかじゃろうな。」 「ここで1年・・・?死・・・?」 娘の顔を見つめ、頬を撫でていた男が驚いて顔を上げた。 「そんな・・・・・。奴らは一週間『クスリ』を打っていたらしいことを言ってたが、それが・・・・1年・・・、それか・・・・、死ぬ?」 途端に顔を真っ青にする。 「俺が聞いたのは、そんな話じゃない?もっと・・・・・・もっと、二人して幸せになれるって・・・・・彼女が・・・マリアが俺のことを好きになるって・・・。」 「それでも良くなった方じゃ。昔はただ死ぬしかなかったんじゃ!それにしても、一体、どんな話になっとるんじゃか・・・。」 老マスターは首を振った。サンジも眉間に皺を寄せて男を見つめる。 「どういうことなんだ?最初から全て話せ。」 きつめにサンジは男に問いただす。 男は諦めたように、事の真相は話すべく口を開こうとした。 途端。 ガタンッ!! ベッドの軋む音が辺りに響くと同時に娘が大きな叫び声を上げた。 「あああああっっっっ!!!!」 今まで静かに眠っていたはずの娘の目が大きく見開かれていた。その顔は強張っていて、何か恐ろしいものでも見つけたように身体を震わせている。シーツを握る手には血管が浮き上がっていた。 「マリアッ!」 「『クスリ』・・・・・・『クスリ』を頂戴っっ!!」 男の言葉も男の姿も目に入らないのか、マリアはすぐ横にいた老マスターに縋り付いて喚きだした。 「お願いっっ!『クスリ』を頂戴っっ!!」 縋りつくマリアの腕力はまるで怪力男並で、老マスターが苦しげに皺を顔中に寄せる。 「マリアッ・・・。マリア・・・・・俺がわからないのか?おいっ、マリアッッ!!」 兎も角、マリアを落ち着かせようと彼女を抑える。老マスターはマリアを我が身から放そうと身体を捩り、サンジもそれを手伝うべくマリアの腕を押さえる。男はなんとかしてマリアを正気に戻そうと、マリアに声を掛けながらマリアを抱きしめるが、お構いなしにマリアは『クスリ』を貰うべく、老マスターから手を放さなかった。反って、大の男の方が吹き飛ばされそうになる。 仕方がない、と、サンジは仲間の剣士ばりに彼女の身体に手刀を入れた。 瞬間、ガクリとマリアの身体がベッドに滑り落ちる。それを受け止めながら、サンジは「女性には手を出したくなかったんだが・・・仕方がねぇよな。」と舌打した。 まるで何事もなかったように、再度、マリアの身体をベッドへと寝かし直した。 「マリア・・・・。」 今にも泣きそうな顔で男はマリアの顔を見つめる。 それを絶つようにサンジが「おい。」と声を掛けた。老マスターは強く握られて赤く腫れ上がった腕を顔を顰めて擦っている。たぶん、痕が残るだろう。 「全て話します・・・。」 男はポツリと溢した。 「暫くは大丈夫じゃろう。」という老マスターの言葉を信じ、部屋に鍵を外から掛けた。中からは出られないことを確認すると3人は一旦、店に戻った。 何度となく後ろを振り返って彼女を心配する男に、「今はこれしかない。」と老マスターはきつく言い聞かせる。 「今日はもう、閉店にしとくしかないじゃろうな・・・。」 盛大なため息を吐いて、老マスターは「CLOSE」の看板と店の扉の鍵を確認し、カウンター内にあった椅子に座った。 サンジと男は老マスターの正面に座る。カウンターに肘を付いて、サンジは己の煙草を一本懐から出した。 ふぅと息を吐くと白い煙が天井に向かって上り、静かに消えて行く。それを見つめ、煙が消えたのを確認してから男は口を開いた。 「俺の名前はイーゼル。隣の島から来ました。この島には『クスリ』があるからと聞いて来たんです。」 「誰から聞いたんだ?『クスリ』のことは・・・・。」 「海賊・・・・・。マゴット海賊団。」 「マゴット・・・!!」 イーゼルの話に出てきた名前に老マスターが突然立ち上がった。 ガタンと椅子が倒れる。老マスターの反応にイーゼルもサンジも驚きを隠せない。 「どうした、じぃさん?」 突然の老人の所作にサンジが煙草を噛み締める。 老マスターの方は、立ち上がったまま固まってしまったように見えたが、その身体はガタガタ震えている。 声にはなっていないが、イーゼルの口から出てきた『マゴット海賊団』の名を口中で繰り返しているようだ。 「じぃさん。一体どうしちまったんだ・・・。そのマゴット海賊団に心当たりでもあるのか?」 サンジが老マスターに詰め寄ると、今のこの空間に気が付いたのか、はっとした顔を見せて、回りを見回す。心ここに在らずだったのがサンジの声によって正気に戻ったらしい。 「あ・・・・ぁ・・・。すまんの・・・・・。少し取り乱したようじゃ・・・・。」 額に手を当てて、椅子を立て直して座り込む。いつの間にか、ほんの僅かな間なのに老マスターの額には汗が浮かんでいた。 「そうか・・・・。そういうことか・・・・・・。やっと!!」 驚愕に見舞われていた顔は、椅子に座る事で落ち着いたとは見えないほど、今度はなんとも言えぬ怪しげな笑みに変わった。 「儂の情報網には引っ掛からなかったが・・・・・結果オーライじゃ!ほっほっほっ。」 一人先に勝手に結論を出し、笑い出す老マスターにイーゼルもサンジも不審を露わにした。が、そんな二人にお構いなしに老マスターが改めて席を立とうとした。 「ちょっと待てよ、じぃさん。話はまだ途中だ。あんた一人で勝手に結論出されちゃ困るだろうが!」 見た目通り人の良い部分を持っていると思っていたが、やはり所詮は『クスリ』の売人をしているだけの老人かとサンジは目を細めた。 老マスターの笑いは、先ほどの『クスリ』に拠って廃人のようになってしまったマリアの存在など当の昔に頭から消え去ってしまったことを二人に知らせた。 「悪いが、お前さんらには今回のことは関わらんで欲しいんじゃ・・・。これは儂の問題なんじゃ。」 相手がわかった途端、きっぱりと二人を拒絶しだした姿は、今までの老人とは違う。裏の姿をその皺だらけの顔に見せ始めた。 サンジは怒りの表情そのままに、老マスターに反対した。イーゼルもマリアのことがあるのだ、このまま引き下がらない、と同じように身を乗り出した。 「そうは言っても、実際にマリア・・・・ちゃんはあいつらの犠牲になってる。俺だってこのままじゃ、納得いかねぇ。引き下がれねぇな。」 険しい目を『クスリ』の売人である老マスターに向ける。イーゼルも何も言わないが、気持ちはサンジと一緒だろう。 年寄りと言ってもただの年寄りではない。と、海賊であるサンジに負けじと皺をさらに険しくした。 「マゴット海賊団を見つけるためだけに、この20年をどんな思いで過したのか、貴様らにはわからんじゃろうが!!あいつらは儂の手で葬り去ってやるんじゃ!!お前らには手出しさせん!!」 老マスターの言葉に、二人は目を見開く。 「もしかして・・・・・。」 サンジは口を開いたが、言葉が続かない。 それを続けたのは、イーゼルの方だった。 「マスターも、マゴット海賊団の被害者なのか?」 それがどういった意味でかはわからないが、あながち間違っていないのだろう。 老マスターは、細めた目で二人を見つめたまま、コクリと頷いた。 「じゃが、儂が奴らを知ってたのはずっと昔じゃ。そして・・・・・この日のためにずっと・・・・ずっと、この生活を耐え忍んできたんじゃ。あいつ等は儂が手を下す・・・・。」 ぶるぶると震える拳は怒りのためか、止まることがない。 それだけ老マスターの興奮は半端じゃないのだろう。 しかし、だからといってこのまま引き下がるつもりはなかった。 サンジだって、今はなんともないが被害者の一人であることに間違いはないのだ。 「じぃさんの事情はよくわからんが、相当なもんと見た。・・・が、俺達だって、このまま引き下がるわけにゃいかねぇ。場合によっては手を結んだっていいじゃねぇのか?」 なんとか妥協策を見つけようと、興奮しそうになるのをなんとか押さえ、冷静にサンジが提案するが、老マスターの返事を聞くまでもなかった。 皺で埋もれた目が二人を拒絶している。 「あの娘さんのことはこのままにしとくわけにはいかんじゃろうから、このままここで面倒を見よう。じゃが、これ以上の口出しはごめんじゃ。お前さんは大人しく、あの娘さんの世話をすればいいじゃろう。」 イーゼルに向かっては、先ほどまでの優しさはない声音で老マスターは答える。 「それから・・・お前さん、もうすぐこの島のログが溜まるんじゃろうが。そしたら、出航じゃろう?じゃったら、このまま何も言わず、この島から出てくんじゃ。それがお前さんのためじゃ。」 あくまで過去に何があったかは二人に言わないつもりだろう。 サンジに向かって吐くセリフは、やはり拒否以外の何物でもなかった。 「待てよ!!このままじゃ、納得いかねぇ!!なぁ、おい!」 ガタンとサンジは立ち上がってイーゼルを振り向く。 が、対してイーゼルは大人しく座ったままだ。老マスターの言葉に納得できない顔はしていたが、それでもマリアの事を聞いた途端、静かに椅子に座りなおした。彼女の治療が優先だろうことを彼の顔は物語っていた。 「俺は・・・・・あの・・・・・・・マゴット海賊団は許せない。それは確かだ・・・。が、これ以上、マリアを苦しめることはできない。マスターの言う通り、マリアの治療に専念するのが先決だ。あいつらは・・・・・マスターが仇を取ってくれるのなら、俺はそれでいい・・・。」 半ば諦めたような様子で俯く。 イーゼルの言うのももっともな部分があった。 確かにマリアを放っておいていいものでもない。 それに、これは誰にも知られてはいけないことでもあるのだ。もし、今回のことを海軍にでも通報すれば、そのマゴット海賊団より先にイーゼルが掴まってしまうだろう。誰かが常に傍に付いていなければならない、ずっと続くだろう状況にイーゼルが掴まってしまうわけにはいかない。況してや、マゴット海賊団に手を出してマリアの元に帰ってこれない状況になってしまうわけにはいかないのは、考えるまでも無い。 「俺はバカだった・・・。マリアをあんな風にしてしまったのは、俺の責任だ。だから、ずっとマリアが治るまで傍に付いてなきゃいけない・・・。」 「彼女の家族には・・・・どう説明するんだ?いるんだろう?お前にも彼女にも、家族が。だったら彼女をその家族の元に返すのもひとつの手だ。」 サンジはずっと聞けないまま気になっていたことを聞いた。 サンジの知っているマリアには、今はもう家族はいない。が、今、ここにいるマリアにはきっと家族がいるはずだ。それはこの男も同様ではないのか? 「いる。俺にもマリアにも、家族はいる。今も健在だ。ただ、マリアには婚約者がいて、彼女の家族も彼女もその結婚式の日を待つのみになっていたんだ。マリアの婚約者は島の有力者だし確かにいい男だけど、俺だって負けないぐらいマリアを愛しているんだ。しかし、マリアは俺よりもそいつを選んだ。」 「だったら、男らしく二人を祝福してやればよかったじゃないか。彼女をそいつに返してやれ。」 自分の吐いた言葉に思わずサンジはゾロとJJを思い出してしまった。が、すぐに頭から消し去った。 イーゼルは拳を強く握った。 「でも・・・・。でも、マリアだって、俺のことを好きだって言ってくれてたんだ!!だからきっと、マリアは俺が彼女を連れ出してくれるのを待ってると!!・・・・そんな時に偶然、マゴット海賊団が声をかけてくれたんだ。連中に聞いたんだ。彼女を正気に戻してくれるって。俺とのことを思い出して昔のように俺だけを愛してくれる薬があるって!それは眠り薬で、暫くは眠っているが目が覚めれば過去の感情を呼び覚まして昔の彼女に戻ってくれるって、そんな夢のような薬だって。・・・・・・だが、こんな風になるなんて思いもしなかった。」 「しかし、何故、連中は直接じゃなくわざわざお前を使ってじぃさんから『クスリ』を手に入れたがったんだ?それがわからない。」 「奴らはその『クスリ』についての情報はあるが直接買うことができないって言っていた。その理由はわからないけど、売人を教えるから自分達の分も一緒に買ってきて欲しいって・・。それなら、って請け負ったんだ。でも、ただ『クスリ』を買ってきて渡すだけのつもりが、いつの間にか、奴らが彼女を連れ去って『クスリ』漬けにするなんて・・・・。」 「連中がお前をさらに『クスリ』を買ってくれる上客とふんだんじゃねぇのか?さっき、連中そう言ってたじゃねぇか。」 二人で考え込む横で老マスターは呆れた顔を向けた。 「お前さんもバカじゃな・・・、そんな夢のような薬があるわけないじゃろうが・・・。どんな思惑で『クスリ』を手に入れたがったかはわからんが、海賊にいいように騙されて利用されたんじゃ。あの『クスリ』は睡眠薬の作用はあるが、ただの麻薬となんら変わらんよ。」 恋に狂って好きな女を不幸にした男に同情するつもりはなかったが、老マスターの言葉に座り込んだまま俯くイーゼルをサンジは何故か、悲しい眼で見つめた。 「どちらにしても彼女の家族には、電々虫で連絡を取ってやった方がいい。きっと心配している。まぁ、病気とでも説明して上手く誤魔化すしなねぇな・・・。ただし、この島の場所は言わない方が賢明だろう。」 もし、ロイが生きていたら・・・。 彼は、俺がこんな風になっていたら・・・・・、少しでも悪いって思ってくれるのだろうか・・・。 その答えはもう今はわからないが、少なくとも、この男は自分の過ちに気づいて罪を償おうとしている。 この先、二人の仲がどうなるかはわからないが、マリアが元に戻るまで、きっとこの男は献身的に彼女の世話をするだろう。 彼女のことを思うと、この男をこれ以上、海賊たちとの争いの巻き込んじゃいけないだろうとサンジは思う。 ならば、自分だけが関わればいいだけの話だ。 老マスターも復讐したいらしい相手を見つけた。この様子だと、すぐにでも行動を起こすと見られる。 ロイもきっとこのイーゼルと同様にマゴット海賊団に騙されただろうと想像がつく。ならば、自分だってその海賊の被害者だと言っても過言ではない。 ログが溜まる前に全てのことに終止符を打ってやる。だから俺にもやらせてくれ! そう決心し、それを老マスターに伝えようとした。 が、はっとして言葉を噤んでしまった。 先ほどの老マスターの言葉が頭を過ぎって思い出す。 この島のログは明日、溜まる。 |
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2008.03.29.
二ヶ月ぶりの更新です。すっかり忘れちゃった、すみません・・・。